ポーター(Porter)

 ポーターは 1722年にロンドンで誕生。元々は古くなり酸っぱくなったブラウンエールを美味しく飲めるように、ぺールエールと新しいブラウンエールを混ぜて販売していました。 「スリースレッド(3本のより糸)」というビールです。 それを再現…というか、都度混ぜるのが面倒だ!という理由で工場でいっぺんに混ぜ合わせて「 エンタイア(ひとまとめ)」 という名前で売り出したロンドンのパブがありました。それが大ヒット。ビールの木樽をゴロゴロ転がしながら運んでくる運び屋(ポーター)が「運んできたよ!」という意味で「ポーター!」と叫んだから「ポーター」と呼ばれるようになったとか、そのポーター達が好んで飲んだからその名が定着したのだとか、諸説あるようですが、何故か「エンタイア」という名前は定着せず「ポーター」と呼ばれるようになったそうです。

 その後、大人気のポーターは各地で作られるようになりますが、水質の違いなどで美味しく作れない事が多かったようです。やがてアイルランドのギネス社がポーターを研究して作り上げたのが「スタウト・ポーター」。 当時は麦芽に税が課せられていたことから、税負担を軽減するために、麦芽化されていない大麦をローストして使用しました。高温で焙燥した大麦を多く使っているため焦げた麦の風味が強く、 アルコール度数も高かったので「強い」という意味の「スタウト」の名が付きました。ポーターの本場ロンドンに逆輸入され人気になりましたが、そのせいで元祖のポーターは廃れていきました。1970年代には滅亡寸前でしたが、アメリカの醸造家が復刻した事をきっかけに復活を遂げました。

発祥国イギリス
発酵方法上面発酵(エール酵母)
アルコール度数 4~7%
ビールの色合いブラウン・ダークカラー
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