FAR YEAST BREWING / GRAPEVINE2

ブルワリーFAR YEAST BREWING
スタイル Fruited Saison
ABV 5.5%
IBU15
SRM
ブルワリーのコメント ■「摘房」され畑に戻されてしまうワイン用ぶどうを活用
 
山梨をビールで盛り上げる「山梨応援プロジェクト」第8弾は、勝沼産ワイン用ぶどうを使った『Far Yeast Grapevine 2』です。
昨秋、韮崎市のぶどうを使って醸造し好評を得た山梨応援プロジェクト第3弾「GRAPEVINE」の2021年版となる今作。今年は「シャトー・メルシャン 勝沼ワイナリー」とのコラボレーションにより、果実味あふれるフルーツセゾンが誕生しました。 

ワイン用のぶどうの栽培では、果実ひとつひとつに栄養が行き渡り、凝縮感のある美味しいぶどうが育つよう、途中で間引きをする「摘房」という作業があり、摘房された果実はすべて畑に廃棄されてしまいます。今回は廃棄される運命だった「カベルネ・ソーヴィニヨン」と「マスカット・ベーリーA」を活用しました。
さらに、多種類のブドウ品種を栽培する見本園に少量栽培されていたもののシャトー・メルシャンのワインには使用されない品種「コンコード」と「ナイアガラ」も譲っていただき、これら4種類のぶどうを使用してそれぞれの特徴を活かすセゾンスタイルでの醸造を行いました。フルーツ王国山梨のブルワリーだからこそできる農産物アップサイクルの取り組みです。

■ぶどうの香り成分を引き出すワインの手法「コールドソーク」を採用
今回は、特徴の異なる4種のぶどうそれぞれの特徴を活かす手法で醸造を行いました。
強い酸味と赤ワインのようなタンニンを持つカベルネ・ソーヴィニヨンと程よい酸味のマスカット・ベーリーAは、ワインの手法である「コールドソーク」を採用。潰したぶどうの果皮を、発酵が始まる前に低温で漬け込むことにより、ぶどうからより多くの色素や香りなどの成分を抽出しました。その果汁を仕込み釜に投入し、麦汁にぶどうの味わいと複雑な酸味を与えています。
優しい酸味と濃厚な甘みのコンコードとナイアガラはジューサーでジュース化し、発酵終盤に投入して、ぶどうの豊かなアロマをまとわせました。
ホップは、白ぶどうのような香りを持つネルソン・ソーヴィンを2回に分けて投入。使用したぶどうの香りとの調和を狙いました。

■まるでワインのようなフルーツセゾン
ワイン用ぶどうがもたらすナチュールワインのようなアロマと、ネルソンソーヴィンホップ由来の白ぶどうのアロマが絡み合うフルーツセゾン。4種のぶどうの複雑な果実味と酸味に加え、ぶどうの梗(ヘタ部分)に含まれるタンニンにより後味にワイン特有の渋みも感じられる、まさにセゾンとワインの境界線のような仕上がりです。

*商品名の由来:「Grapevine」とは「ぶどうのつる」のこと。ぶどうのつるがあちこちに伸びて網のようになる様子から「人づて」「口づて」という意味もあります。人と人とのつながりから生まれたぶどうのビールを表し、命名しました。昨年に続き、今年の「Grapevine 2」もぶどうのつるのようなご縁から誕生しました。
麦芽
ホップ ネルソンソーヴィンホップ
酵母
副原料 カベルネ・ソーヴィニヨン
マスカット・ベーリーA
コンコード
ナイアガラ
炭酸ガス含有量
Hyggeメモ
摘房されたワイン用ぶどうをアップサイクル 「山梨応援プロジェクト」第8弾『Far Yeast Grapevine 2』11月7日(日)販売開始 | Far Yeast Brewing(ファーイーストブルーイング)
Far Yeast Brewing 株式会社は、山梨県をビールで盛り上げる「山梨応援プロジェクト」第8弾として
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