秋のあわい
ブルワリー | KUNITACHI BREWERY(くにぶる) |
スタイル | American-Belgo-Style Ale |
ABV | 6% |
IBU | |
SRM | 23.08 |
ブルワリーのコメント | FG:1.012 焙燥・焙煎された麦芽のカラメル様の香りと、アプリコット、ベリー、レーズン、熟れたメロンのような甘いニュアンス、余韻にはプラムや少しのチョコレート感、クローブも感じられます。 American-Belgo-Style Aleはアメリカ産ホップを必ず使いベルギー酵母で醸すスタイルで、カテゴリー的にはNorth American Styleに属します。アメリカ産ホップMosaicをメインに、同じくアメリカ産ホップHBC630を添え、フランス産ホップBarbe Rougeとドイツ産ホップHull Melonで香りに厚みを加えました。麦芽由来の芳ばしい香りと酵母とホップ由来の香りが合わさってアプリコットや、複雑なベリーのニュアンスから、熟れたメロンのような甘いニュアンス、そして焙煎麦芽によるレーズンやプラムのような風味から、ほのかなチョコレート感、そして酵母由来のクローブ様の香りがほのかに感じられます。 モノとモノ、概念と概念のあいだを意味する古語「あわい」は斯波の好きな言葉の一つですが、つまり「秋のあわい」とは「夏から秋、秋から冬」という季節の間を表現しています。秋のあわいでは、そのテーマに沿って2つの国をまたいだAmerican Belgo Styleに挑戦しました。秋の虫が鳴き始め、金木犀が香り、これから紅葉も進んでいきますが、そんな季節に味わい深く楽しめるビールに仕上げました。 醸造士:斯波 克幸 |
麦芽 | Pilsner Zero Malt [Viking] Finland Vienna Malt [Viking] Finland Crystal Mahogany [IREKS] German Special B [Dingemans] Belgium Crystal Ebony [IREKS] German Sour Malt [IREKS] German |
ホップ | Simcoe [Yakima Chief] America Hallertau Blanc [Yakima Chief] German Mosaic [Yakima Chief] America Mosaic Cryo [Yakima Chief] America Barbe Rouge [Hop France] France |
酵母 | Abbaye [Lallemand] Austria |
副原料 | Granulated Sugar |
炭酸ガス含有量 | |
Hyggeメモ |
秋のあわい take.3 | kunitachibrewery
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夏のあわい
ブルワリー | KUNITACHI BREWERY(くにぶる) |
スタイル | Philly Sour Saison フィリー サワー セゾン |
ABV | 6% |
IBU | |
SRM | |
ブルワリーのコメント | レッドプラム香る、夏を癒やす爽やかな赤紫色のサワーセゾン。 色鮮やかで風味豊かなレッドプラム果汁を使い、セゾン酵母とフィリーサワー酵母を合わせて発酵させました。 アロマはレッドプラム、クローブ、ホワイトペッパー、ベリー。フレイバーはレッドプラム、クローブ、ホワイトペッパー、 オレンジ、温度が上がるとカシス、ベリー、レッドプラムの甘い余韻が感じられやすくなります。甘酸っぱいアロマとフレ イバーを、ほどよい酸味、果汁由来のタンニン成分が引き締め、ドライで軽快なくにぶるらしい仕上りです。特にワイン派 の方におすすめしたいビールです。 フィリーサワー / WILDBREW PHILLY SOUR™は、フィラデルフィアの科学大学がハナミズキの木から分離したラカンシ ア / Lachancea 種の酵母。この酵母は、ストーンフルーツ系(あんず、桃など、中央に大きな種がある果実)の香りを生み 出すと言われています。また、ビール醸造によく使われるサッカロマイセス種 / Saccharomycesとは異なる系統の酵母で、 発酵によってアルコールと”乳酸”を生み出すのが特徴です。 モノとモノ、概念と概念のあいだを意味する古語「あわい」は斯波の好きな言葉の一つですが、つまり「夏のあわい」とは 「春から夏、夏から秋」という季節の間を表現しています。夏のあわいでは、そのテーマに沿って特性の違う2つの酵母を 使いました。いよいよ夏も盛り、これから秋分あたりまで暑い日が続きますが、そんなあわいにピッタリのビールです。 プロフィール ※醸造士が感じた要素の強い順に記載しています。 香り: レッドプラム、クローブ、ホワイトペッパー、ベリー 味わい: レッドプラム、クローブ、ホワイトペッパー、カシス、ベリー 苦味: 苦味はほとんどないが、タンニンによる優しい渋みがある 口当たり: スッキリとした軽快な飲み心地 醸造士:斯波 克幸 |
麦芽 | 名称 [メーカー] 製造国 Pilsner Zero Malt [Viking] Finland Wheat Malt Light [IREKS] German Munic Malt [IREKS] German Sour Malt [IREKS] German |
ホップ | Citra [Yakima Chief] America Loral [Yakima Chief] America Nelson Sauvin [Yakima Chief] America Barbe Rouge [Hop France] France |
酵母 | Wildbrew Philly Sour [Lallemand] Austria Belle Saison [Lallemand] Austria |
副原料 | Red Plum Granulated Sugar |
炭酸ガス含有量 | |
Hyggeメモ |
夏のあわい take.3 | kunitachibrewery
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Hop Filament – HBC630
ブルワリー | KUNITACHI BREWERY(くにぶる) |
スタイル | Single Hop IPA |
ABV | 6% |
IBU | |
SRM | 3.5 |
ブルワリーのコメント | 一つのホップで風味付けをし、その個性を楽しんでもらうシリーズ。第4弾はアメリカ産でまだ名前のない新品種ホップHBC630。 アメリカのホップメーカーYAKIMA CHIEFからは、まだ名前のないため形式番号で呼ばれる新しいホップが毎年いくつか発表されます。 HBC630もそのうちの一つ。このホップの特徴は何と言ってもダークチェリーやラズベリー、そしてアメリカのキャンディやグミのような甘い香りと風味です。 メーカー公式の案内にはダークチェリー、キャンディ(ダークチェリーやラズベリー)、シトラスという説明が書かれていますがそのとおりで、アメリカの輸入菓子のような甘い風味とダークチェリーや赤系ベリー特有の風味を感じました。シトラス様も感じられはしますが、どちらかといえば弱めで、感じられる方は爽やかな柑橘様というよりかは砂糖漬けの金柑などの密度のある甘みと少し個性のある風味を感じられるかと思います。 個人的な感想ですが、HBC630はモザイクに似ている部分もありつつ全く別のホップであり、モザイクに感じられる玉ねぎやニンニク様の香りは少なく、甘い香りに厚みをもたせるようなホップとして面白さを感じました。 今回は焙燥、焙煎度の強い麦芽は使いませんでしたが、そうした麦芽と組み合わせることでベリー系の香りをより引き立てることができるかも知れません。 昨年話題になっていたTalusのようにHBC630にも名前が付いて栽培が継続されることを楽しみにしています。 醸造士:斯波 克幸 |
麦芽 | Pale Ale [IREKS] German Munic Malt [IREKS] German Sour Malt(pH調整) [IREKS] German |
ホップ | HBC 630 [Yakima Chief] America |
酵母 | BRY-97 [Lallemand] Austria |
副原料 | Granulated Sugar |
炭酸ガス含有量 | |
Hyggeメモ |
Hop Filament – HBC630 – | kunitachibrewery
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鳥たちは峡谷に歌う
ブルワリー | KUNITACHI BREWERY(くにぶる) |
スタイル | Ordinary Bitter オーディナリー ビター |
ABV | 3.4% |
IBU | 14.4 |
SRM | 11.9 |
ブルワリーのコメント | Ordinary Bitterはイギリスのパブで日中から飲まれる、低アルコールで焙燥したモルトの芳ばしい風味が特徴のビールです。ロー カルなビールで様々なビターが提供されています。ビターにはイギリス原産のホップが使われることが多いのですが、くにぶるのビ ターもその伝統的なホップ品種の一つFuggle/ファグルを使っています。 Fuggleはイギリスに古くからある苗字の一つでもあり、その語源は諸説ありますがデンマーク語のFugl / 鳥に由来するという説 があります。Fuglは古英語ではFugol。またFuglはドイツ語ではVogelで、ワンダーフォーゲルと言えば馴染みある人も多いかも知 れません。なぜ北欧の言葉がイギリスの苗字の語源と言われているのかと不思議に思うかも知れませんが、ブリテン島の歴史を辿 るとそれほど不思議なことではないと思えるかも。興味のある人はぜひノルマン・コンクエストで調べてみてください。 さて、いつものように前置きが長くなりましたが、くにぶるのビターはこの「Fuggle」というホップに注目しています。フランス のアルザス地方で栽培された高品質のFuggleがとっても良い香りなんです。大好き! このビールには、そのFuggle由来の「空気がきれいな早朝の森に足を踏み入れた時に香るような針葉樹と土の香り」と、そして酵 母が醸す香りと合わさった上品な紅茶や蜂蜜、洋梨様の香りが溶け込んでいます。焙燥したモルトの芳ばしいビスケットのような 風味も合わさって、軽い飲み口に麦の優しい余韻が心地よく、くつろぎの時間をお届けするビールです。 香り: 針葉樹の森林、セージ、ダージリンティー 味わい: 蜂蜜、花、ビスケット 苦味: 味を引き締めるくらいの苦味 口当たり: シャープだけど麦の風味も感じられる 醸造士:斯波 克幸 |
麦芽 | Pale Ale – IREKS Crystal Oak – IREKS Crystal Mahogany – IREKS Wheat Malt Light – IREKS Sour Malt(pH調整) – IREKS |
ホップ | Fuggle- Hop France |
酵母 | S-04 – Farmentis |
副原料 | |
炭酸ガス含有量 | |
Hyggeメモ |
鳥たちは峡谷に歌う ver.Ordinary Bitter / take.3 | kunitachibrewery
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